Linux豆知識 226

人工知能(AI)

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「人工知能」あるいは「AI」という言葉は、ITに詳しくない人の口からもよく耳にするようになりました。そこで今回は「人工知能」(Artificial Intelligence)とは何かを簡単に紹介します。

「人工知能」とはそのまま「人工的な知能」と言えますが、何をもって「知能」と呼ぶのかが問題になります。実はここで「知能」が指すものは多々あり、時代背景によってもその指すものの内容は変わってきます。

現在、「人工知能」が指すものは「機械学習」や「深層学習」であることが多いようです。「機械学習」では、大量のデータを基にコンピュータが学習を行います。そして、その結果を基にコンピュータが何らかの作業を行います。一番わかりやすい例としては、Webなどで表示される広告があります。Webブラウザを操作する人が何に興味を持っているのかをコンピュータが学習し、その人が興味を持ちそうな分野の広告が表示されることが、最近では当たり前になってきましたね。これも機械学習の成果です。

ただし、人工知能も万能ではありません。現在実現しているのは「特化型人工知能」と呼ばれているもので、たとえば広告を表示するであるとか、個人の顔を認識させる(顔認証など)など、ある用途に特化させた人工知能です。あらゆる目的に対して学習した成果を反映させ、適切に運用することができる「汎用人工知能」は未だ実現からは遠いというのが現状です。

ここで紹介したものは人工知能の簡単な説明ではありますが、「人工知能は何か凄いもの」「将来人間の仕事を全て奪ってしまうもの」のような認識では技術者として良いことではありません。幸いなことにAIに関わるソフトウェアはオープンソースになっているものが多く、Linux上で動作させることができます。簡単なものであればRaspberry Piのような安価なコンピューターを使って試すこともできますので、是非、もう少し突っ込んだ勉強をしてみて下さい。

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