Linux豆知識 230

Red Hat Enterprise Linux 8とその派生Linuxディストリビューション

公開日:2019年11月08日

Red Hat Enterprise Linux 8は、今年5月にリリースされました。メジャーアップデートリリースですので、「Red Hat Enterprise Linux 7」から数多くの変更が加わっています。

「Red Hat Enterprise Linux」の派生Linuxディストリビューションに、「CentOS」があります。「CentOS 8」ですが、「Red Hat Enterprise Linux 8」のリリースから4か月経過した9月24日にリリースされることとなりました(本稿執筆時)。これだけ時間がかかることは珍しいことですが、公式には「CentOS 7.7」のリリースに注力するためCentOS 8の開発作業を中断していると発表されています。複数バージョンが並行して利用可能な状態では致し方ない部分もあるのでしょう。

「Red Hat Enterprise Linux 8」での変更は多岐にわたっており、コンテナや仮想化技術、パケットフィルタリング、パッケージ管理システムなど数多くの技術に変更が入っています。これに合わせ、「CentOS 8」の変更も多岐にわたることが予想されます。次回はCentOS 8の新しい機能について見ていこうと思います。


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