LinuCレベル3 303試験の例題と解説
326.2ホストの侵入検知
303試験の試験範囲から「326.2 ホストの侵入検知」についての例題を解いてみます。ここでは、侵入した脅威の検知がテーマとなります。実践においても、脅威の拡大(二次感染・三次感染)などを未然に防ぐための大事なアクションとなります。重要度も4と高いので、各ソフトウェアの設定方法・使用方法をしっかり把握しておきましょう。
例題
rkhunterのオプションとその説明の組み合わせとして、誤っているものを1つ選択せよ。
- --sk:指定したチェック項目をスキップ
- --check:ローカルシステムでチェックを実施
- --rwo:チェック実施時、警告メッセージのみ表示
- --propupd:現在のローカルファイルシステムのファイル情報などを取得
※この例題は実際の試験問題とは異なります。
解答と解説
答えは「1.--sk:指定したチェック項目をスキップ」です。
正しくは、「1.--sk:チェック実施時のEnterキー入力をスキップ」となります。
設問に登場した「--sk」「--check」「--rwo」は、「--skip-keypress」「-c」「--report-warnings-only」としても同じ意味を持ちます。
上記以外にも、「--update(チェック用のデータファイル更新)」などがオプションとして使用可能です。
また、テスト対策としてはrkhunterの設定方法(設定ファイルの項目など)や使用方法をしっかりと把握しておきましょう。
以下にrkhunterのインストールからルートキットの検出作業まで実施した内容をまとめてみました。よかったら、学習の参考にご利用ください。
https://www.opensourcetech.tokyo/entry/20190630/1561887032
例題作成者
鯨井 貴博(LinuCエヴァンジェリスト/登録インストラクター、LPI-Japanアカデミック認定校 Zeus IT Camp)