LinuCレベル2 Version 4.5 202試験の例題と解説

211.2電子メール配信を管理する

202試験の試験範囲から「211.2 電子メール配信を管理する」についての例題を解いてみます。このテーマでは、電子メール配信を制御するSieveに関する内容が問われます。重要度は2となっているため、Sieveの機能や文法などを把握しておきましょう。

Linucレベル2 Version 4.5 202試験 出題範囲


例題

以下のSieveに関する記述のうち、誤っているものを1つ選択せよ。

  1. Sieveは、メールをフィルタリングするための言語である
  2. Sieveの基本仕様は、RFC5228で定義されている
  3. fileintoアクションは、指定フォルダへメールを配信する
  4. redirectアクションは、メール配信を拒否する

※この例題は実際の試験問題とは異なります。


解答と解説

正解は、 「4.redirectアクションは、メール配信を拒否する」 です。

正しくは、「redirectアクションは、指定されたアドレスへメールを送信する」となります。

Sieveは、メールをフィルタリングするための言語であり、RFC5228で基本仕様が定義されています。

以下のアクションで、メール配信の制御を行うことができます。

keep:メールをユーザのメールボックスに保存する
redirect:指定されたアドレスへメールを送信する
fileinto:指定フォルダへメールを配信する
reject:メール配信を拒否する(送信者への通知あり)
discard:メール配信を拒否(送信者への通知なし)

また、SieveのサイトではSieveの歴史・概要からリファレンス・文法・使用例など確認することができますので、テスト対策として見ておくと良いでしょう。
http://sieve.info/


例題作成者

鯨井 貴博 氏(LinuCエヴァンジェリスト/登録インストラクター、LPI-Japanアカデミック認定校 Zeus IT Camp)

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