LinuCレベル3 セキュリティスペシャリストLinuC-3SS Version 1.0

セキュアなLinux システムを構築・運用できるスペシャリストの証明

LinuCレベル3 セキュリティスペシャリスト認定は、Linux システムのセキュリティ実装から運用まで一貫して対応できる高度な能力を認定します。
以下の知識と技術を持つことの裏付けとなります。

  • 最小権限の原則に基づくセキュアな Linux 環境の構築・運用ができ、仮想マシンやコンテナを含む各層の堅牢化ができる。
  • セキュアプロトコルによる基盤サービスと認証基盤の実装ができ、また攻撃種類に応じた予防・検知・対応ができる。

こんな職種に

  • ミドルレベルのインフラエンジニアであり、Linux システムの実践的なセキュリティ実装・運用スキルを身につけたい人

LinuCレベル3の認定

DX推進スキル標準とITスキル標準における位置づけ

LinuCレベル3は、DX推進スキル標準(DSS-P)と各種認定試験・資格を対応付けている「DX推進スキル標準(DSS-P)と認定試験・資格とのマップ」における「プロンプトエンジニア」「バックエンドエンジニア」「クラウドエンジニア/SRE」「フィジカルコンピューティングエンジニア」「サイバーセキュリティエンジニア」の5分野において「レベル3」として位置付けられています。
また、ITSSのスキル熟達度と各種認定試験・資格を対応付けている「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ」における「ITスペシャリスト」「アプリケーションスペシャリスト」「ソフトウェアディベロップメント」「カスタマーサービス」「ITサービスマネジメント」の5分野において「レベル3」として位置付けられています。

※DX推進スキル標準(DSS-P)概要
※ITスキル標準概要

認定名
LinuCレベル3 セキュリティスペシャリスト
試験の正式名称
3SS試験 / Exam 3SS
認定証表示名
LinuC Level-3 Certification Security Specialist
カタログ
カタログ見本
ダウンロード
認定証
認定証は一般社団法人EDUCOが認定し発行します。受験後、約3週間でお手元に届きます。

※4週間経っても届かない場合は、LPI-Japan事務局までご連絡ください。

PDFは下記の方法でダウンロードできます。
1.受験者マイページにログイン
2.「認定証明▼ 」>「認定証PDF」をクリック
認定証のサンプル
認定カードのサンプル
認定者ロゴ
名刺等に認定者ロゴや認定名を印刷することができます。
表示例
表示名の詳細とダウンロード
*Linkedinのプロフィールで認定取得をアピールする方法はこちら
試験概要
受験の前提条件 受験のための実務経験や前提資格保有条件はありませんが、前提資格保有条件として、「有意なLinuCレベル2」を保有している必要があります(有意性の期限についてはこちらをご確認ください)。ただし、受験するだけであればレベル3を先に受験することも可能です。(レベル2認定を取得するまでレベル3認定は取得できません)
試験実施言語 日本語のみ
受験費用

1試験あたり27,500円(税込)です。

※受験チケット(バウチャー)は、決済完了の確認ができ次第、5営業日程でEメールにてお送りいたします。

受験チケットを一括購入する場合、割引制度を適用いたします。

試験実施方式

試験方式はコンピュータベーストテスト(CBT)です。マウスによる選択方式がほとんどですが、キーボード入力問題も多少出題される場合があります。実技や面接はありません。

※CBTの詳細は試験配信会社(テストセンター)「ピアソンVUE」までお問い合わせください。

※団体受験用にペーパーテスト(PBT)もございます。

問題数 約60問
試験時間 90分(※)
※試験後の簡単なアンケートに5分の時間を要しますので、試験問題を解く時間は実質「85分」です。
出題範囲 3SS試験の出題範囲
日時・会場 受験会場は、全国各地の試験センターでの受験か、自宅や職場からのオンライン受験(OnVUE受験)のどちらかを選ぶことができます。
 日時は基本的にはご都合の良い日時をお選びいただけますが、テストセンター受験とOnVUE受験のいずれにおいても予約の空き状況次第となりますので、ご注意ください。
なお、OnVUE受験の場合は受験環境の確認などが必要となりますので、あらかじめ準備内容をご確認ください。
認定要件

「有意なLinuCレベル2認定」を持ち、かつ 3SS試験 に合格するとLinuCレベル3 セキュリティスペシャリストに認定されます。
「有意なLinuCレベル2の認定」を持たずに試験に合格した場合、その時点では認定されませんが、レベル2認定を取得した時点でLinuCレベル3 セキュリティスペシャリストに認定されます。

合否結果

テストセンターで受験をした場合は、全ての問題を回答し終えて「テスト終了」ボタンを押すとその場でテスト結果が表示されます。
オンライン試験(OnVUE試験)で受験した場合は、試験終了後に受験者ご自身のピアソンVUEのページにログインすることで確認できます。

ペーパーテスト(PBT)の場合には、数週間後に郵送などの方法で結果をお知らせします。

学習期間目安 一般的な学習期間の目安としては、半年~1年程度です。
望まれるスキルレベル

LinuCレベル3 セキュリティスペシャリスト 3SS試験は、Linux ベースシステムの実践的なセキュリティ実装・運用に関する下記のようなスキルを確認できる試験内容となっています。

  • ユーザーやサービスに必要最小限の権限のみを付与し、セキュアな Linux 環境を構築できる。
  • Linux システムの保護機能を設定し、セキュリティ監査を継続的に実施できる。
  • 仮想マシンやコンテナなどの抽象化層を含むようなシステムにおいて各層を漏れなく堅牢化したセキュアインフラを作れる。
  • DNS、Web、メールなどの基盤サービスをセキュアプロトコルで実装できる。
  • 社内向けのユーザ管理、および顧客向け Web サービスなどの認証認可基盤を実装できる。
  • 攻撃手法を理解し、その予防・検知を実現できる。セキュリティ診断ができる。
例題 サンプル問題・例題解説
研修機関・学校 LPI-Japanアカデミック認定校
学習教材 LinuCレベル3 参考教材
受験における事前確認事項
試験別の有効期限 ありません。
有意性の期限 認定の有効期限はありませんが、「有意性の期限」があります。認定の有意性を維持するためには「認定日から5年以内」に再認定が必要です。
詳しくは「再認定ポリシー(有意性の期限)」をご覧ください。
再受験ポリシー LinuCの再受験ポリシーは不合格の場合のみ適用されます。合格時は再受験ポリシーの対象外となります。
1回目の受験で不合格の場合に、LinuCの同一科目を受験する際、2回目の受験については、受験日の翌日から起算して7日目以降(土日含む)より可能となります。
受験前に必ず「再受験ポリシー」をご確認ください。
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